Blogインテリアシリーズ
VOL.22
IL-170SB

フォルム設計に現存する100を超えるインテリアを紹介するこのシリーズ。今回はデンマークを代表する建築家・家具デザイナー Ib Kofod-Larsen がデザインした名品、IL-170SB をご紹介します。
このサイドボードは、Larsenが手がけたヴィンテージ家具の中でも特に評価が高く、ミッドセンチュリー期を代表する家具です。

 

 

高品質なチーク材が使用されており、扉や引き出しの面に至るまで美しく揃った木目が前面に広がり、全体に一体感をもたらしています。
また、無垢材を削り出したテーパードレッグが、収納本体のほどよいボリュームに軽やかさと浮遊感を与え、Larsenらしい繊細なバランス感覚が感じられます。

 

Larsenは、同時代に活躍した Hans J. Wegner や Finn Juhl とは異なり、国外のメーカーとも積極的にコラボレーションを行った、数少ない北欧デザイナーのひとりです。

DATE 2025.07.08 #インテリア #北欧家具 #高級住宅