フォルム設計に現存する100を超えるインテリアを紹介するシリーズ第17回は、ショールーム内の打合せ等で長きに渡って使用しているFritz Hansen PK54をご紹介します。
PK54は、北欧のデザイナーPoul Kjærholmが30歳になった1959年にデザインされた延長式ダイニングテーブルです。円と正方形、大理石とスチールのように対照的な形と素材を使いデザインされたこのテーブルは、見るたびに表情を変え今もなお、私たちに興味を持ち続けされてくれています。
![Fritz Hansen PK54](https://form-design.co.jp/wp-content/uploads/2024/05/240422_33_0524.jpg)
また、リング状の木製の延長テーブルと組み合わせると直径は210cmとなり大勢が囲むテーブルとしても活用できます。対照的な形、素材で構成したデザインのさらに延長部分を木製にするPoul Kjærholmの素材に対するあくなき追究心に圧倒されます。
![Fritz Hansen PK54延長テーブル](https://form-design.co.jp/wp-content/uploads/2024/05/240422-39.jpg)
スペースの関係上、テーブルを拡張するには動かさないといけないのですが、テーブル自体が140Kg近くあるため、実際に延長テーブルとして使用した事はほとんどありません。
ただ写真でも分かるようにデザインも素晴らしく、その佇まいから「このオブジェは何ですか?」と聞かれる事も多いです。どこを取っても優れたデザインのPK54。
ショールームにご来場の際はぜひご覧ください。