今回は、デンマーク近代家具デザインにおいて非常に重要な存在、Børge Mogensen(ボーエ・モーエンセン)が手がけた名作ソファ 「3S BM2209」 をご紹介します。
このソファが生まれたのは1963年。Mogensenが掲げた「日常に根ざした上質な家具」という思想が色濃く息づいています。
シンプルな直線とクッションが織りなす普遍的な美しさが特長で、時を重ね使い込むほどに、その魅力は深まっていきます。
また、このソファは職人家具から近代家具への転換期にあたる作品とされており、品質を損なわずに量産できる構造を追求したMogensenの思想は、同時代や後世のデザイナーにも受け継がれました。
その歩みがあったからこそ、北欧家具は私たちの暮らしをより豊かにする良質な家具として親しまれているのかもしれません。
