フォルム設計のショールームに展示されているインテリアを紹介するシリーズ投稿です。
PH kontrast (Louis Poulsen)
Poul Henningsenがデザインした多くのプロダクトの中にあって、Finn JuhlやBørge Mogensenなど数多くの名デザイナーに愛用されていた事で知られる名作、PH kontrast。
この照明は、形の異なる10枚のシェードから構成され、130という複雑な工程を経て完成します。
各シェードには、4つの異なる塗装(白、青、赤、光沢仕上げ)を施した面があり中心の電球は手動で上下に可動させることができます。
それにより赤色部分・青色部分と光の当たる位置が変わり、暖色・寒色と変化させる調色機能を実現させました。
余談ですがPH kontrastという名前は、この機能ゆえに付けられましたものです。
Poul Henningsenの光へのあくなき追究心が生み出したこの一灯は、製作工程の複雑さと要するコストの高さから短い期間で生産が打ち切られてしまい、現在はヴィンテージでしか手に入らない希少なモデルです。
ご興味のある方はぜひ、弊社ショールームにてご覧ください。